【バーでのお悩み解決】飲み方の種類

バー

ウイスキーやラム、ジンなどお酒を単体で注文するときに

「飲み方はどうしますか?」

と聞かれると思います

「飲み方ってどんな種類があるんだろう?」

初心者さんからすると銘柄もわからないうえに飲み方…?とまた壁にぶつかってしまった気分ですね笑

ここではウイスキーをはじめ、蒸留酒やお酒を単体で味わいたいときの飲み方について解説します!

では見ていきましょう!

お酒の飲み方の種類

似ているものもありますが、種類としては8種類!

  1. ストレート(ニート)
  2. ロック
  3. 炭酸割(ハイボール)
  4. 水割り
  5. トワイスアップ
  6. お湯割り
  7. ミスト(クラッシュアイス)
  8. フロート

順にみていきましょう!

1.ストレート(ニート)

読んで字の如く!お酒を常温でそのまま飲むスタイルです

お酒そのものの味を楽しむことができます!

一つ注意点としては、カスクストレングスといわれる樽出しのままのアルコール度数のお酒もあるので注文の際は確認しましょう

楽しみ方はこちら!

  • 香りを楽しむ(時間経過で香りが広がったり変化します!)
  • 味わう(飲んですぐにお水を飲まずに味の余韻や香りの鼻抜けを楽しむ!)
  • 少しずつ加水(お酒とお水は密接な関係!1滴のお水で味や香りが変わります!)

日本人は味にフォーカスしがちですが、是非香りも楽しんでください!

時間経過で香りが開いてきたり、加水していくなかでいろんな表情がでてきます

ただし銘柄ごとに加水のピークがあるので1:1くらいまでで止めておくのがベター!

ちなみにストレートの飲み方を「ニート」と言ったりもします

無職のニートとは違います笑

「生のまま飲む」って表現がいいでしょうか

これを知っていると私たちもおっ!となります^^

2.ロック

正式にはオンザロック(on the rocks)

口径が広くて背の低い重厚感のあるグラス(オールド・ファッションド・グラス)に氷塊をいれてお酒をトクトクトク...

皆さんがバーでウイスキーを飲んでいる人のイメージで一番多いのではないでしょうか?

楽しみ方はこちら!

  • ストレートに近い状態からゆっくりと移ろう変化を楽しむ
  • 自分の好きな味(氷の溶け具合)を探す

ゆっくり飲みたい方向けなのがロック!

氷が大きいので溶け方もゆっくりで変化を時間をかけて楽しめます

お酒が強くない方は注文の際に「ハーフロック」とお願いするといいでしょう

お酒とお水1:1のロックスタイルなので度数も20度あたりからスタートできます!

3.炭酸割(ハイボール)

サントリーさんのおかげで広く認知されたハイボール!つまりは炭酸割です!

ウイスキーの炭酸割だと思っている方が多いですが、本来はカクテルの作り方の一種

ここではわかりやすくお酒+炭酸で理解してもらえればOK!(またの機会に解説します)

楽しみ方はこちら!

  • 泡が運んでくれる香りを楽しむ!
  • のど越しと余韻の鼻抜けを楽しむ!

居酒屋さんでも扱われているので飲んだことのある方も多いはず

ですが是非バーテンダーがつくる一杯を飲んでください!

同じお酒でも感想が変わるはずです!

4.水割り

日本では70年代頃から普及した水割り、こちらも厳密にはカクテルの一種

焼酎を飲む方には馴染み深いかもしれませんが、ことウイスキーに関しては和食に合わせるために広まったんだとか

ちなみに「割る」という飲み方の表現を考えたのはサントリーの社長、佐治敬三さんだとか!

楽しみ方はこちら!

  • 香りの広がりを楽しむ!
  • 飲み疲れた時にゆっくり優しく

個人的にですが、美味しい水割りこそバーテンダーの腕の見せ所!

すごく難しいんです。ほんとに!

あえて水割りを頼むのも楽しいですよ^^笑

5.トワイスアップ

トワイスアップは、ウイスキーと常温のお水を1:1で混ぜ合わせて飲む方法

一般的にウイスキー本来の香りが一番引き立つのは、アルコール度数が20〜30度とされています

ウイスキーをトワイスアップにすると、ちょうどこれくらいの度数になるので香りを楽しむにはもってこいの飲み方!

ウイスキーの味をつかさどるブレンダーさん達も実はストレートではなくトワイスアップでチェックしているんです!

楽しみ方はこちら!

  • 香りを最大限楽しむ!
  • ストレートは強いけどできるだけ本来の味を楽しむ!

水割りの亜種みたいな感じですが、大きな違いは常温か氷が入って冷たいかです!

こちらのほうが加水による変化はないので長く香りを楽しめます!

6.お湯割り

意外と知られていないお湯割り

これもまた面白い飲み方です!

  • アルコールも感じやすいけど香りも立つ!
  • 温度がさがっていく中での味の変化がおもしろい!

寒い時期に入店してからまずはホットで身体を温めるなんてのも乙ですね^^

余談ですがホットカクテルも存在するのでこちらも知っておくとGood!

7.ミスト(クラッシュアイス)

ミストはクラッシュアイスにお酒を注いでで飲むスタイル

これもなかなか通な飲み方!

  • お酒がぐっと冷えて味が引き立つ
  • 清涼感が増す!

ミストは霧の意味!

ロックグラスの外面に白い霧がつくのがよく見えて、冷涼感たっぷり^^

8.フロート

最後はフロートスタイル!

お酒と水の比重の差を使って混ぜずに二層で仕上げます

飲むたびに味が変化していく面白い飲み方です!

  • グラスを傾けるたびに水とお酒のバランスが変わって味が変わる!
  • 氷が溶けてきても薄まりにくい!
  • 表面にお酒がくるので香りがGood!

ただしちょっとだけ口をつけただけだとお酒しか入ってこないので、飲み方は少し難しいかもしれません

他の飲み方とは違い、見た目が美しいのも特徴^^

温度と香りと味わい

飲み方の種類はなんとなくわかったでしょうか?

次に味と香りの関係についてみていきます!

温度が下がると香りは閉じる→飲みやすくなる

温度変化による香りや味わいの変化は密接です!

ロックなど、ウイスキーを冷たくする飲み方は基本的に香りや風味を感じにくくなります

香りはアルコールの揮発と共に運んでくれるので、お酒が冷えると揮発が緩やかになり感じにくくなるのです

飲み口としては、お酒が冷えることでアルコールのアタックを感じにくくなるので飲みやすくなります!

ただし、ハイボールの場合は炭酸が香りを立たせるのを手伝ってくれるのと、ロックなどに比べると割っている分、さらに飲みやすくなります

初心者さんはハイボールや水割りから飲み始めるのがいいかもしれませんね^^

そして常温でのむストレートは度数こそ高いですが、お酒本来の香気や味わいを楽します!

お酒とお水はとても密接な関係にあります。ストレートで飲む際は、試しに常温のお水を一滴くわえてみてください。そのたった一滴が香りと味をさらに立たせてくれます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

飲み方を知っていれば1つのお酒でも世界が広がると思います

飲み進めていくなかでお気に入りがみつかったらいろいろな飲み方を試してみましょう!

しのは
しのは

“A fore ye go”

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